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『不思議の国のアリス』の分析哲学

著:八木沢敬

電子版

内容紹介

『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』――ふたつの作品には論理学者だった作者ルイス・キャロルがちりばめた知的お遊びがいっぱい。子ども向けのおとぎ話をよそおいながら、立派な教訓などは出てこない。論理といっても屁理屈といってもいいけれど、作者がしかけた知的遊戯を、さらに徹底的に論理的に考えてみると……。アリスと分析哲学と、一冊で二度おいしい哲学書。もしかして作者は映画や絵本よりこっち寄りだった!?

目次

はじめに 第0章 不思議の国と鏡の国の物語 第1章 ジャムは今日じゃない 第2章 言葉づかいが荒い卵 第3章 名前の名前と呼び方 第4章 お茶会の礼儀 第5章 首に関する三つ巴の議論 第6章 不可能を信じるのは朝飯前 第7章 これ全部、誰かの夢 第8章 現実からの離脱 第9章 二人の自分 第10章 ごっこ遊び 第11章 変わっても同じ 第12章 にやにや笑って消える猫 第13章 名前がなくなる森 第14章 無と空 第15章 不思議の国のチャレンジへの答え あとがき

JP-eコード:0622007900100011000P
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2016年07月08日