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「活米」という流儀 外交・安全保障のリアリズム

著:長島昭久

電子版

内容紹介

米国覇権体制の揺らぎ。中国の台頭。米中の狭間で立ちすくむ日本。野田佳彦内閣で外交および安全保障担当の首相補佐官、防衛副大臣を務めた長島昭久が、徹底したリアリズムの立場から、日本が目指すべき外交安全保障戦略を語り尽くす。日本を背負って立つ次世代リーダーの覚悟。

目次

プロローグ 迫りくる嵐の予感──尖閣「国有化」の顛末  石原家のこと、SAIS、CFRのこと  野田総理の揺るがぬ決断に感銘を受ける  「静かなアプローチ」  転換迫られた「静かなアプローチ」  米国の本音 他 第1章 外交・安全保障のリアリズム  リアリズムの原点 小泉信三の平和論  明治のリアリズム 伊藤博文と朝河貫一  ポスト冷戦のリアリズム 安全保障のビッグバン  英米のリアリズム キッシンジャーとイーデン  リアリストはネオコンか? 第2章 中国の台頭とその戦略  『韜光養晦』を脱却し、『大国崛起』『走向海洋』へ  スパイクマンの予言  劉華清の「海洋強国」戦略  「接近阻止・領域拒否」戦略  南シナ海、東シナ海で示された「戦わずして勝つ」戦略 他 第3章 米中は衝突するのか  中国の権力構造  習近平体制の対外政策  アーミテージもぼやく「竹のカーテン」の謎  王滬寧という人物  指導部内で激化する綱引き 他 第4章 対中戦略の土台をつくれ!──海洋国家日本の外交・安全保障戦略  逃れられない現実 将来トレンドを見きわめよ  「海洋国家日本」の自画像を描く ほか

JP-eコード:0621856700100011000D
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2013年11月29日