出版社を探す

砂糖と安全保障 TPP参加が領土問題を勃発させる

著:石川知裕

電子版

内容紹介

日本は現在、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加の意向を明らかにしている。はたしてこれを受け入れると、日本の経済は再び元気になるのか、第2の尖閣問題のタネをまくことにならないのか。。こんな疑問を、衆議院議員で農政・農業に詳しい石川知裕氏が、「砂糖」を例に読み解いてゆく。実はTPP参加は、わが国の農業はもちろん、安全保障にまで悲惨な事態をもたらすのである。

目次

第1章 TPP参加で日本から砂糖がなくなる ◎東京拘置所の「キットカット」 ◎TPPに参加しないと「世界の孤児になる」 ◎例外が認められないTPP ◎「一回、飲みに行く程度」のメリットしかない ◎TPP参加で食料自給率は14%に ◎国産砂糖はすべてなくなる! ◎年間一人17kg、食べている ◎6割を海外産に頼る ◎日本では8割が北海道のてん菜から作られる ◎他 第2章 砂糖大国vs.日本「甘くない」闘い ◎世界の生産量も消費量も激増中 ◎価格は上がったり下がったり ◎世界一の砂糖生産国ブラジル ◎課題の多いタイの砂糖生産 ◎日本の「最大の脅威」オーストラリア ◎年収1000万円、飛行機で職場に行く「仕事」 ◎「砂糖作り」より「鉱山労働」 ◎オーストラリア産は日本に押し寄せるか ◎アメリカは国内の砂糖業界を守った ◎国産価格は外国産の1・6~4倍 ◎北海道の経済損失は2兆1254億円 ◎食の安全も脅かされる ◎鹿児島県は5667億円のマイナス ◎沖縄の生命線はサトウキビ ◎他 第3章 安全保障と砂糖「その深い関係」 ◎TPP参加で離島から人がいなくなる ほか

JP-eコード:0621778300100011000X
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2012年11月09日