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講談社文芸文庫

一条の光・天井から降る哀しい音

著:耕治人

電子版

内容紹介

脳軟化症の妻は“私”を認識できない。――何度目かに「御主人ですよ」と言われたとき、「そうかもしれない」と低いが、はっきりした声でいった。――50年余連れ添った老夫婦の終焉間近い困窮の日常生活。その哀感極まり浄福感充ちる生命の闘いを簡明に描く所謂“命終三部作”ほか、読売文学賞受賞『一条の光』、平林賞『この世に招かれてきた客』など耕治人の清澄の頂点6篇。

目次

詩人に死が訪れるとき この世に招かれてきた客 一条の光 天井から降る哀しい音 どんなご縁で そうかもしれない

JP-eコード:0619612700100011000I
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2007年12月14日