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講談社現代新書

知ってる古文の知らない魅力

著:鈴木健一

電子版

内容紹介

「つれづれなるままに、日ぐらし、硯にむかひて……」徒然草の有名な書き出しは、実は兼好法師のオリジナルじゃなかった!? 「つれづれなりし折……」(和泉式部)、「つれづれに侍るままに……」(堤中納言物語)、「つれづれのままに……」(讃岐典侍日記)など、平安時代の定番フレーズがその源にあった。古典文学の大河の間にまに掬い上げられる名句から、新たに生まれる流れを辿ってゆく。

目次

はじめに──『徒然草』を手がかりとして 第一章 『源氏物語』──女性たちのドラマ 第二章 『平家物語』──男性たちのドラマ コラム 『土佐日記』──性の越境 第三章 『枕草子』──自然を切り取る 第四章 『おくのほそ道』──漂泊する人生 コラム 蕪村と一茶 第五章 『竹取物語』──伝承を乗り越えて 第六章 『伊勢物語』──小さな恋の物語 共同性と個性 あとがき

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出版社:講談社
コンテンツ公開日:2016年09月23日