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音楽指導ブック

音楽科教育とICT

著:深見 友紀子
著:小梨 貴弘

紙版

内容紹介

 学校教育において、さまざまな授業場面でコンピュータや情報通信ネットワークなどのICT活用を図ることが求められているが、全教科の中でICTを活用した実践例が最も少ないのが音楽科である。
 これまでの音楽科教育を尊重しつつ、これから授業や行事などでICTをどのように活用すればいよいのか、具体的な事例を挙げて分かりやすい文章で、かつ、段階的にその方法を紹介する。また、ICTの環境整備の現状と今後の展望や、小学校のプログラミング教育と音楽科教育の展望についても取り上げる。

目次

はじめに
プロローグ:そもそもICTとは?
第1章 音楽の授業で使えるICT機器~21世紀型の音楽室を創造する~
 1 大型モニター
 2 教師用パソコン
 3 タブレット端末
 4 書画カメラ(実物投影装置)
 5 その他の機器
コラム1:音楽科教育におけるICT活用の歴史
第2章 ICT活用の提案
 1 ICTで授業が変わる
  1.授業全体におけるICT活用
  2.「歌唱」分野におけるICT活用
  3.「器楽」分野におけるICT活用
  4.「音楽づくり」分野におけるICT活用
  5.「鑑賞」分野におけるICT活用
 2 音楽行事が変わる~子どもたちの音楽にICTが花を添える~
  1.「音楽会」でのICT活用
  2.「音楽集会」でのICT活用
  3.「ミニコンサート」でのICT活用
 3 教科の仕事が変わる~ICTを活用した効率的な教科事務~  1.音楽科で使う書類・楽譜の電子化
  2.書類・楽譜ファイルの効率的なデータ管理方法
  3.評価にICT機器を活用する
コラム2:ICTを活用した事例集
第3章 ICT整備の現状と課題
 1 音楽室のICT環境を改善するために
 2 これからの音楽科教育とICT活用
コラム3:プログラミング教育と音楽科

著者略歴

著:深見 友紀子
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院(音楽教育専攻)修了。深見友紀子ミュージック・ラボ代表。富山大学教育学部助教授、京都女子大学教授を経て、2018年4月より大東文化大学文学部教育学科教授。専門分野は子どもの音楽教育全般、電子鍵盤楽器・ICT を活用した音楽教育、ピアノ教育。科学研究費補助金基盤研究(C)「『21世紀型小学校音楽室』のためのデジタル教材の開発と教育効果の実証」(2017~)
著:小梨 貴弘
埼玉県戸田市立戸田東小学校教諭。埼玉県公立学校教員として着任後は、県内の小学校7校で20年間、学級担任、音楽専科教員として勤務。現在、音楽専科として3~6年生の音楽の授業、および吹奏楽部の顧問を担当。日々の授業や吹奏楽部の指導をこなす傍ら、ICT機器の活用やアクティブ・ラーニング、授業のユニバーサルデザイン化といった先端の教育技術の研究・開発を進める。著書に『〔音楽指導ブック〕こなっしーの低学年だからできる! 楽しい音楽』(音楽之友社)がある。

ISBN:9784276321724
出版社:音楽之友社
判型:B5
ページ数:96ページ
価格:2000円(本体)
発行年月日:2019年11月
発売日:2019年11月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JN