日本の通商政策転換の政治経済学
FTA/TPPと国内政治
著:金ゼンマ
紙版
内容紹介
シンガポール・メキシコとのFTAの交渉過程の分析を通じて、日本の通商政策が多国間主義から二国間主義・地域主義を並行して進めるものへと転換した要因を分析。
また、韓国のFTA政策形成過程の特徴を整理した上で、韓国と比較しながら日本のTPP交渉の特徴と今後の展開について考察する。
目次
序章 問題の所在/本書の構成/日本の通商政策の歴史/日本のFTAの全体像
第1章 問題提起と先行研究
問題提起・設定/IPE理論と東アジア地域統合/日本の通商政策転換に関するこれまでの議論と問題点の改善
第2章 分析の枠組みと研究の意義
研究の方法/研究の意義
第3章 日本・シンガポールFTAの交渉過程
国際環境要因/各アクターと構図/日星FTA締結へのプロセス
第4章 日本・メキシコFTAの交渉過程
国際環境要因/各アクターと構図/日本・メキシコFTA締結へのプロセス
第5章 韓国のFTA交渉プロセス
FTA交渉の現状/先行研究/FTAの事例/TPP加入への示唆
第6章 日本のTPPをめぐる国内政治プロセス
TPPと日本/促進要因:日本のTPP提案の背景/阻害要因:農業「下位政府」の強さ
終章 理論編のまとめ/事例検証のまとめ:事例編Ⅰ/事例検証のまとめ:事例編Ⅱ/事例の検証から得た示唆
ISBN:9784842055725
。出版社:有信堂高文社
。判型:A5
。ページ数:256ページ
。定価:4800円(本体)
。発行年月日:2016年01月
。発売日:2016年01月12日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCLT。