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日記で読む日本史 12

物語がつくった驕れる平家

貴族日記にみる平家の実像

著:曽我 良成

紙版

内容紹介

一時は権勢を誇りながら、驕り高ぶり、遂には滅びた一族「平家」。長らく受け入れられてきたこれらの平家像は多分に『平家物語』の影響によるものだった。『玉葉』『小右記』などの貴族日記を丹念に読み解き『平家物語』と比較することで、物語がつくりだした平家像を浮かびあがらせ、従来の解釈とは異なる彼らの実像に迫る!


【目次】

序章 史料としての平安貴族「日記」
一 史料としての貴族「日記」/二 貴族「日記」に書かれたこと――「天に代わって」お仕置き?/三 物語の怖さ――より「頼長的」な頼長

第一章 「平家に非ざれば人に非ず」
一 「人非人」と「人に非ず」/二 「人非人」の用例と意味

第二章 禿童――貴族の情報戦略
一 禿童の存在――「童」は子供か?/二 京童――六二歳の京童/三 情報の捏造――「渡世」の方法

第三章 殿下乗合事件――平重盛の名誉回復
一 殿下乗合事件の概要/二 物語と史実との間

第四章 兄弟による左右大将独占
一 近衛の大将/二 平重盛の右大将就任/三 平宗盛の右大将就任/四 人事権について/五 藤原成親の恨み

第五章 安元白山事件
一 物語の描く事件/二 貴族「日記」に記録された事件/三 「物語」と「日記」の違い

終章

参考文献/おわりに

目次

序章 史料としての平安貴族「日記」
一 史料としての貴族「日記」/二 貴族「日記」に書かれたこと――「天に代わって」お仕置き?/三 物語の怖さ――より「頼長的」な頼長

第一章 「平家に非ざれば人に非ず」
一 「人非人」と「人に非ず」/二 「人非人」の用例と意味

第二章 禿童――貴族の情報戦略
一 禿童の存在――「童」は子供か?/二 京童――六二歳の京童/三 情報の捏造――「渡世」の方法

第三章 殿下乗合事件――平重盛の名誉回復
一 殿下乗合事件の概要/二 物語と史実との間

第四章 兄弟による左右大将独占
一 近衛の大将/二 平重盛の右大将就任/三 平宗盛の右大将就任/四 人事権について/五 藤原成親の恨み

第五章 安元白山事件
一 物語の描く事件/二 貴族「日記」に記録された事件/三 「物語」と「日記」の違い

終章

参考文献/おわりに

ISBN:9784653043522
出版社:臨川書店
判型:4-6
ページ数:210ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2017年02月
発売日:2017年02月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ