倭語類解研究
著:鄭 光
著:裵 聖祐
著:金 裕正
紙版
内容紹介
18世紀初頭に韓国で刊行された日本語学習のための辞書が現存2本の『倭語類解』である。『倭語類解』の書誌学的な特徴・内容の差異についての分析、諸説ある編纂者についての検討、影響関係を論じる。当初韓国での日本語教育のために編纂された『倭語類解』をはじめとする学習書が、日本で通訳者の教育書として輸入・利用され、さらには壬申倭乱によって日本につれてこられた朝鮮のひとびと(とその末裔)の母国語学習のためにも利用されていく経緯が示される(『和語類解』『日語類解』の成立など)。また、韓国語の語彙の中に反映されている世界観を分析する「文節構造研究」も興味深い。
【目次】
<倭語類解研究>の日本語版によせて
第1章 緒論
第2章 現存する『倭語類解』の二種類
第3章 『倭語類解』の編纂者
第4章 『倭語類解』の影響
第5章 苗代川の『和語類解』と金沢庄三郎編の『日語類解』
第6章 金沢庄三郎編の『日語類解』
第7章 『和語類解』の語彙の文節構造研究
参考文献
影印 韓国国立中央図書館蔵『倭語類解』
目次
<倭語類解研究>の日本語版によせて
第1章 緒論
第2章 現存する『倭語類解』の二種類
第3章 『倭語類解』の編纂者
第4章 『倭語類解』の影響
第5章 苗代川の『和語類解』と金沢庄三郎編の『日語類解』
第6章 金沢庄三郎編の『日語類解』
第7章 『和語類解』の語彙の文節構造研究
参考文献
影印 韓国国立中央図書館蔵『倭語類解』