京都大学蔵 潁原文庫選集 第10巻 完結
雑書Ⅱ(地誌・随筆Ⅱ)・潁原文庫目録
編:京都大学文学部国語学国文学研究室
紙版
内容紹介
近世文学研究を「言葉の科学」として大成した潁原退蔵博士が生涯にわたって収集し学んだ一大資料群より、厳選した書目を翻刻。付解題。
京都大学蔵潁原文庫は、近世語研究を畢生の研究とし、近世文学研究を「言葉の科学」として大成した潁原退蔵(えばら たいぞう)博士が、自らの研究のために生涯にわたって収集し学んだ一大資料群で、博士の専門であった俳書をはじめ、江戸時代の多様なジャンルの版本・写本類が収蔵されている。
本選集では、潁原文庫から従来未翻刻のもので学術的意義の高い稀覯書を厳選して翻刻、巻末に詳細な解題を付して刊行する。文学作品のみならず実用書や抄物の類も積極的に採録するほか、作品によっては影印や索引を添えて、研究の便を図った。近世文学・語学研究に役立つ好資料。
第10巻は「雑書Ⅱ(地誌・随筆Ⅱ)・総目録」として、
『陶犬新書』『駅路の鈴』『伊勢参宮細見大全』の3書目と潁原文庫についての最新データを収めた「潁原文庫目録」を収録。
『陶犬新書』の解題・翻刻を山﨑芙紗子、『駅路の鈴』『伊勢参宮細見大全』の翻刻・解題を土居文人、「潁原文庫目録」の編集は野澤真樹が担当した。監修責任は川上陽介。
目次
『陶犬新書』『駅路の鈴』『伊勢参宮細見大全』