時雨物語絵巻の研究
編:絵詞研究会
紙版
内容紹介
王朝物語の流れをくむ室町物語『時雨』の中でも、古態を色濃く残し、また珍しい表現技法で描かれた永正十年書写絵巻(現存最古本、個人蔵・京都国立博物館寄託)についての絵詞研究会の研究成果をまとめる。全紙の影印を行い、釈文・現代語訳、諸本対照表をつけ、研究論文(四論文)を収録する。また、主要図および注目部分のカラー口絵を付した。文学・美学の両視点から多角的に分析・研究した本書は、物語史・美術史研究に有益な一冊である。
【目次】
序(若杉準治)
影印
釈文・現代語訳(とりまとめ:本井牧子・金光桂子・柴田芳成・橋本正俊)
研究論文
「時雨物語絵巻」の絵画(河田昌之)
『しぐれ』諸本と永正十年絵巻(金光桂子)
『しぐれ』と「しのびね型」物語―永正十年絵巻『時雨もの語』を中心に―(安達敬子)
『時雨物語』と清水寺(新間水緒)
諸本対照表(とりまとめ:本井牧子)
あとがき(山本登朗)
目次
序(若杉準治)
影印
釈文・現代語訳(とりまとめ:本井牧子・金光桂子・柴田芳成・橋本正俊)
研究論文
「時雨物語絵巻」の絵画(河田昌之)
『しぐれ』諸本と永正十年絵巻(金光桂子)
『しぐれ』と「しのびね型」物語―永正十年絵巻『時雨もの語』を中心に―(安達敬子)
『時雨物語』と清水寺(新間水緒)
諸本対照表(とりまとめ:本井牧子)
あとがき(山本登朗)