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西表島探検

亜熱帯の森をゆく

著:安間 繁樹

紙版

目次

まえがき 7
山地や森のこと 23
装備について 34
足回り/服装/運搬用具/身の回り品/野営の用具/
炊事用具/記録用具/食料
危険の回避 52

序 章 テドウ山に登る─二○○五年
中野の浜にて 65
暑さは慣れるもの、耐えるもの? 71
沖縄一の大滝、ピナイサーラの滝 78

第一章 崎山半島を巡り、南海岸を経て大原へ─二○○五年
崎山半島へ 89
最西端のパイミ崎をきわめる 94
千体もの地蔵さん 106
鹿川からナサマ道を越えて 120

第二章 古見岳に登り、由珍川から板敷川を下る─二○○七年
最高峰古見岳に登る 135
幻の湖、独りぼっちは怖いか 148
大ゴルジュ、五○匹ものヒル 157

第三章 仲間川から南風岸岳登山、越良川を下る─二○○八年
大富から仲間川上流舟着場へ 170
怖い夢を見る 176
南風岸岳の山頂を極める 179
つかの間のホタルの群舞 187
水落の滝を越えて船浮へ 196

第四章 祖納から波照間森を経て大富へ
(その一)ギンゴガーラを下る─二○○六年
白浜から安藤道 208
ルート探しに一日を費やす 213
ギンゴガーラ、大ムカデに咬まれた時のこと 215
ギンゴガーラから脱出し浦内川へ 221
(その二)波照間森東沢を下り横断山道を辿る─二○○九年
再挑戦、マラリア 227
稜線の藪漕ぎ、ツルアダンとの死闘 233
五○メートルの断崖、波照間森東沢を下る 238
テント脇にハブが 242
後日談 249

第五章 仲間川から御座岳に登り、仲良川を下り白浜へ
(その一)桑木山北沢と御座岳北東沢─二○一○年
雨また雨の山歩き 257
御座岳登頂を目指す 266
御座岳北東沢を下り浦内川へ 270
大富へ戻る、泡盛が飲みたい 272
(その二)御座岳に登り、仲良川から白浜へ─二○一一年
仲間川から桑木沢を目指す 276
夕方はセミの大合唱 281
御座岳山頂を踏む 284
仲良川源流からナーラの滝 287
マングローブ、儀助に思いを馳せる 292

第六章 後良川から浦内川、稲葉を経て浦内橋へ─二○一二年
地表を埋め尽くすピンク色の落ち花 305
荒れ果てた分水嶺 314
既存の横断山道を使って軍艦石まで歩く 318
旧稲葉村、つわものどもが夢の跡 327

あとがき 337
参考文献 341

著者略歴

著:安間 繁樹
1944年、中国内蒙古に生まれる。
1963年 静岡県立清水東高等学校卒業。
早稲田大学法学部卒業。法学士。
早稲田大学教育学部理学科(生物専修)卒業。理学士。
東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。農学博士。哺乳動物生態学専攻。
世界自然保護連合種保存委員会(IUCN・SSC)ネコ専門家グループ委員。
熱帯野鼠対策委員会常任委員。公益法人平岡環境科学研究所監事。日本山岳会会員・自然保護委員会委員・科学委員会委員。
2004年 市川市民文化ユネスコ賞受賞。
若い頃から琉球列島に関心を持ち、とくにイリオモテヤマネコの生態研究を最初に手がけ、成果をあげた。ボルネオ島との関係は1985年5月、40歳から。主に国際協力機構(JICA)の海外派遣専門家として、カリマンタン、ブルネイ、サバに16年間居住、動物調査および若手研究者の育成に携わってきた。西表島およびボルネオ島の自然と人々の営みを、あるがままに記録し続けることをライフワークとしている。
主な著書として、
琉球列島関…

ISBN:9784871773423
出版社:あっぷる出版社
判型:A5
ページ数:344ページ
価格:2400円(本体)
発行年月日:2017年06月
発売日:2017年06月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WTL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:WTR
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ